外国人に買収される北海道の不動産と人口減少の脅威 ~ Vol.2
2024.02.01
VOL.02 人口問題を考える

 平成30年3月に、人口問題研究所が2045年の全国市町村の人口予測を発表した。

 これによれば、全国で20%強の人口が減少するが、マクロ的に考えるとなかなかピンとこない。

 しかしこれを道内の市町村毎にみると、かなり深刻な様相を呈する。

 北海道の人口は、2015年に比較すると約26%の人口減少が予測されているが、全179市町村のうち、約85市町村の人口は半減する。

 減少率のトップは歌志内市で、約77%の減少、10位の利尻町で約66%の減少となっている。

札幌も例外ではなく、市全体では約8%の減少にとどまるが、何故か中央区だけは約10%の増加と予測されている。
 南区は約30%の減少と、市内でも人口格差が大きくなる。

浦河町は、残念ながら半減する市町村に入っており、減少率は約55%、推定人口は約5,900人とされている。

人口減少により、ありとあらゆるビジネスの再編・淘汰が進み、人口減少は加速する。

これに加えて高齢化が加速し、病気が心配になると、医療設備の充実した札幌へ転居する人も多くなる。
 介護を担う若い人もいないので、尚更のことである。

その結果、我が故郷は半分以上の地域が無居住化する。

 遠くにありて思う故郷も、絶滅の危機にさらされるかもしれない。

 札幌浦高会の皆様の智恵を期待したい。


(2020年2月 さっぽろ浦高会会報誌/「外国人に買収される北海道の不動産と人口減少の脅威」)

2024.02.01 14:18 | 固定リンク | 鑑定雑感

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