組織は最大犠牲点に向かう ― 本当は恐い日本人 ― Vol.1
2012.10.18
VOL.01 東日本大震災と日本人の行動

 東日本大震災がもたらした災害の大きさに今更ながら驚きを隠せないが、その際に見られた秩序ある行動は世界の人々を驚かせたのは周知のとおりである。

 日本人の基本的気質として労い・思いやり・相互扶助・謙虚さ等が挙げられるが、自己主張一点張りの欧米人とは、その行動様式において一線を画している。

 このような他者に対する目配りが日本人の基本的気質といっても過言ではないと思っている。
 
 他方、これに対して大企業や行政に所属する団体構成員としての日本人の行動は、現場から遠く離れるほど、日本人個人としての本来の気質からはほど遠い行動として表れているようである。
 
 震災対応・原発対応をみると、ますますその感を強くする。
 個としての日本人と、団体構成員としての日本人の行動様式はどうやら対極にあるようである。
2012.10.18 17:32 | 固定リンク | 鑑定雑感

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